TOEICスコアアップの秘訣~Part7編

TOEIC L&R の最後のPartにして最大の難関とされるPart7ですが、問題数が最も多いだけにここを得意分野とすれば逆に得点源となり得ます。ここを乗り越えるには英語知識の他にボリュームをこなすスタミナや戦略が不可欠です。

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Part7の概要

Part7は54問でその構成は、シングルパッセージが29問、ダブルパッセージが10問、トリプルパッセージが15問となっております。

理想のペースとしましては、1問当たり凡そ1分で解き進めていくこととなりますが、やはり複数文書問題は文書間の読み取りに時間がかかりますので、ラスト25問で30分は残しておきたいです。

|文書タイプ

文章の内容はビジネス関連が多いですが、日常的なもののあります。文書のタイプとしましては主に以下のものがあります。

(1)notice, information, memo(通知、案内、注意書きなど)

(2)advertisement(会社やお店の広告など)

(3)e-mail(社内外の連絡や依頼事項など)

(4)letter(イベントへの招待やスポンサー依頼など)

(5)article(合併等ビジネス関連のニュースなど)

(6)text-message chain(同僚2名のやりとりなど)

(7)online chat discussion(部署間における議論など)

(8)Web page(会社のサービス内容の紹介など)

(9)online review(利用サービスについての書き込みなど)

 

(1)~(5)は以前より見かける定番の形式です。(6)~(9)は新形式となってからより多く散見されるウェブ関連の形式です。上記の他には form(申込用紙やフィードバック)や brochure(パンフレットやチラシ)などがあります。

|設問パターン

メイントピックや登場人物に関する問題の他、依頼内容、場所、時、そして文章内容との整合性を問うものなど様々な問題があります。また、これら通常の問題形式の他に、「not 問題」「一文挿入問題」「同義語選択問題」「意図を問う問題」といった特徴的な問題があります。

まずは通常問題の代表的な質問文章を記載いたします。

・What is indicated about Mr. ○○ ?(人物の記述など)

・Who most likely is Ms. ○○ ?(人物の職業など)

・Why was the survey conducted ?(アンケートの目的など)

・What is being advertised ?(広告の内容など)

 

続きまして特徴的な問題を見ていきます。

・not 問題

Applicants must have three years or more experience in customer service department and graduation of university. This work is in need of capability of speaking Spanish. Advanced degree of engineering is preferred.

という採用条件に関する文章に対し、

What is NOT mentioned as a requirement of hiring ?

と問われ、Advanced degree of engineering(又はパラフレーズ)を選択肢から選ばせるという問題パターンがあります。この場合、requirement と preferred の違いを知る必要があります。

また、not問題の場合正解の選択肢のパラフレーズを3つ見抜かなくてはならない可能性もあります。もし時間がなければ他の問題から解きましょう。

・一文挿入問題

In which of the positions marked [1], [2], [3],and [4] does the following sentence best belong ?

” Three of them were selected for candidates of new symbolic character. ”

という設問と挿入文に対して、本文は「先月キャラクターデザインを公募し、選ばれた候補から投票により大賞が決まり、今月末に発表される」という内容であったとします。

この場合、Three of them から複数形の名詞が前文にあること、were から既に行われていることがわかります。挿入文の前後のつながりの他、代名詞時制に注目することにより、どのポジションが最適かが見えてきます。

・同義語選択問題

In the e-mail, the word ” accessible ” in paragraph 1, line 4, is closest in meaning to

(A)close(B)comfort(C)busy(D)available

という設問で、本文内容がサービスの利用について聞かれていた場合は(D)を選びます。accessible に「利用できる」という意味があることを知らない限り、本文内容の精読が不可欠です。単語の意味・文章内容の両面からのアプローチがお勧めです。

・意図を問う問題

text-message chain や online chat discussion で登場します。例えば、

At 9:15 a.m., what does Ms. Lee mean when she writes, “Not at all” ?

のような設問に対し、書き込みをした人の心情や現在の状況などを選択肢から選ぶこととなります。従いまして、設問の文章だけでなく、そこまでの流れやその後の文章を読んでから回答をします。

 

Part7の対策

Part7はボリュームが多いため、できる限り速く正確に読み取る力が必要です。とは言えすべての文章を重要ポイントと同じくらい力を注ぐ必要はありません。上級者を除き、まずは設問と文章のタイトルや差出人、受取人などの情報に目を通しましょう。そして設問内容に係る部分を意識しながら読み進めます。

もしも一度読んだあとに再度見直しをしてもわからない問題に遭遇したときは、消去法や最初の直感でマークを済ませて先に進みます。取りこぼしをしない為にも一問当りの時間配分は厳守します。

|定番ストーリー

IPテストでない限り、問題はすべて初見となりますが、似たような問題文章はいくつか見受けられます。よって予め定番と言えるストーリーを知っておくことは少しでも有利となるといえます。

【定番ストーリーの例示】

・工場や事務所の新設、移転、廃止など

・同僚の異動、昇進、退職など

・会社における会議、プレゼン、オリエンテーションなど

・新商品の発売、在庫の不足、見積もり、不具合など

・コンベンション、イベントへの参加、出張及び招待など

・サービス等への申込みや利用後のレビューなど

 

|パラフレーズ

パラフレーズ(言い換え)はTOEICの肝です。具体的から抽象的、個別から一般への変換が基本ですが、同義語的な言い換えも多々あります。下記にいくつか例を記載します。

・具体的から抽象的

the highest sales figures on 1st quarter → favorable sales result

notice the installation of new equipment on May 3 → announce the work schedule

credit voucher good for a complimentary pastry → coupon for free food

create a number of jobs and increase many visitors → have economic benefits

answer to several inquiries about the merger → provide some information

 

・個別から一般

call the marketing manager → contact a colleague

on site cafe and restaurant → dinning establishment

mayor of London → city officials

purchase the magazine issued every month → apply for subscription

improve interior and exterior of the museum → renovation of a public facility

 

・同義語的な言い換え

out of stock → unavailable

tailored design → customized attire

check a summary → go over key points

critically acclaimed → positive reviewed

request quotes → obtain price estimate

 

具体的から抽象的、個別から一般への変換ですが、言葉の範囲が広くなっており、当てはまり易くなっているのが特徴です。逆に only などのワードがある選択肢は不正解となりやすいとも言えます。

問題集は解きっぱなしにせず、必ず見直しましょう。文章及び正解・不正解の選択肢を再確認するだけで語彙の量が増え、たくさんのパラフレーズを身に付けることができます。又できるだけ解説が丁寧な問題集がお勧めです。
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|マルチパッセージ

新形式となってからダブルパッセージの他にトリプルパッセージが加わりました。しかし攻略スタンスは変わらず、文書間のつながりがポイントとなります。

例としましてWebページで新商品発売の案内があり、それが記事で紹介され、利用者がレビューを書くというパターンがあります。

そこで商品の特徴や発売日の様子であったり、利用者の感想や購入時の店員の対応などが記述されます。設問には各文書を読まないと判断できないようになっているケースも多くあります。

 

 

なお、5つの設問のうち、1問目や2問目であっても3つの文書のヒントを見つけなければ解けない問題もあります。また正解の具体的な記述がなく、三段論法による推測から判断して正解を見つけるパターンもあります。

時間が足りないときですが、例えば箇条書きになっている複数の商品やサービスの説明であったり、セミナーのコースなどの説明文章などで設問と関係なさそうな箇所はさっと流すのも手です。時間のかかる not問題は後回しにして、同義語問題から先に解くのも良いでしょう。

問題を解くにあたっては必ず、refer to the following の後と各文書のタイトルやヘッダー&フッター情報に目を通します。設問と併せて事前に読むことである程度のイメージができた上で、本文を読むことができます。

 

 

文書のタイプ別対処法

ここでは文章形態ごとに攻略ポイントを見ていきたいと思います。これらの情報がこの記事を読んでくださった方々の文章読解の手助けになれば幸いです。

|記事(article)

主にビジネスニュースですが、会社のみならず地方自治体や個人の活動についても取り上げられます。構成は起承転結に近く、必ずストーリーがあります。また登場人物(会社や団体を含む)や地位役職も押さえながら読み進めます。あと日付や時系列にも注意することで、情報が記憶から漏れにくくなります。

※BBCやCNNなど英語の記事はネット上でも読むことができます。

|メール(e-mail)、手紙(letter)

くどいようですが必ずヘッダー&フッター情報に目を通します。それだけでも登場人物の関係性がある程度わかります。あと文章内ではファーストネームで呼び合っていても、設問はファミリーネームですので、頭の中ではそちらに置き換えて読み進めましょう。

※Subject, Date, Attachment も重要なヒントとなります。

|申込用紙(form)、報告書(report)

スポンサーの申し込み、経費精算、アンケート調査などで見られます。これらは確実に氏名・年月日などの重要情報があり、アンケートにおける満足度なども項目別に明確に示されています。これらに関する設問がありましたら是非得点しましょう。

※下部に Note などで書かれている注意書き斜体文字などは、問題を解く重要ヒントがありますので、ここは流さずにしっかりと読みます。

|Web page、Online 関係

Web page ですが、e-mail 等と同様に本文以外にも情報があります。タイトルの他、タブやURLです。こちらも事前にチェックしておきます。チャット問題は、書き込みをしている人物以外の人に関する設問もありますので、関係性などを記憶をしながら読み進める必要があります。

※設問において、on(in)the ●● とあるときは、●● の文書から、あるいは ●● の文書の記述に基づいて回答を探します。

 

まとめ(Conclusion)

最後に文章問題であってもやはり語彙の量は多ければ多いほど有利です。単語のみならず、フレーズやコロケーションも覚えます。Part7は難しい内容ばかりでなく、平易な文章もあります。試験中に実力は伸びませんので、持っている英語知識を駆使し消去法も活用し、時間配分には十分注意して最後の難関を乗り切りましょう。

The Part 7 section has the largest volume of questions in TOEIC L&R. It also includes many types of questions. Accordingly, it could be necessary to learn about characteristics of various questions in addition to words and phrase. When you read multiple passage, it might be better to note relevance between these so that you can find a basis of correct answer.
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